【完全版】料金表を読み解く──「1K 33,000円〜」はどういう条件?

■ はじめに:「1K 33,000円〜」の“〜(から)”って結局いくら?

遺品整理・不用品回収・ゴミ屋敷片付けなどのサービスを調べると、
多くの業者が 「1K:33,000円〜」 のような“〜(から)”の料金を提示しています。

しかし実際には、

  • なんで“〜”なの?

  • 自分の家だといくらになる?

  • 同じ1Kでも値段が違う理由は?

  • 追加料金って発生するの?

  • 見積もりのチェックポイントは?

など、疑問だらけだと思います。

本記事では、遺品整理や不用品回収を安心して依頼するために、
料金がどう決まるのかを分かりやすく解説 します。

「1K 33,000円〜」の裏側を知ることで、
料金トラブルを未然に防ぎ、適正価格で依頼することができます。


✅【1】「1K 33,000円〜」は“最低料金”を示す

まず理解しておくべき最重要ポイントはこれ。

「1K 33,000円〜」は “最低料金” のこと。

つまり、
荷物が少ない場合に適用される一番低い価格 です。


✅ 具体例:33,000円になるケース

  • 生活感のない物件

  • 荷物が少ない

  • 家具がほとんどない

  • 梱包不要の小型の荷物のみ

  • 作業員1〜2名・トラック1台で済む量

こういった “軽め” の作業に適用されます。


✅ 逆に、一般的な1Kはもっと高くなる

実際には、
1Kで80,000〜150,000円ほどになるケースが多い のが現実。

差額が生まれる理由は、
✅「荷物量」が大きく影響するためです。


✅【2】料金が変わる5つの要素

遺品整理や不用品回収の料金は、以下の5項目でほぼ決まります。


✅① 荷物量(最重要)

同じ1Kでも、荷物量が2倍なら料金も2倍近くになります。

  • 段ボール数

  • 家具の大きさ

  • 家電の数

  • 小物の量

が多いほど、人件費・運搬費が増えます。


✅② 階数・エレベーターの有無

  • 2階以上の階段搬出

  • エレベーターなし

  • 狭い階段で搬出困難

などの場合、作業時間が増えるため料金も上がります。


✅③ 車両台数(軽トラ・1.5t・2tなど)

● 小型車1台で済む → 安い

● 2tトラックが必要 → 高め

● 家具が多い・家財が大量 → 複数台

トラック台数=料金に直結 します。


✅④ 作業員数

  • 2人で運べる家具か

  • 4人必要か

  • 梱包が大量に必要か

人員が増えるほど料金も上がります。


✅⑤ 特殊作業の有無

  • 大型家具の解体

  • 家電リサイクル回収

  • ベランダからの吊り下げ搬出

  • ゴミ屋敷レベルの分別

  • 特殊清掃

  • 消臭・除菌

こういった追加作業は料金に影響します。


✅【3】実際の料金シミュレーション(1Kの場合)

同じ「1K」でも、条件で全く料金が変わります。


✅ パターン①:荷物が少ない1K(33,000〜45,000円)

  • 小さな冷蔵庫×1

  • 洗濯機×1

  • 衣類少量

  • 家具少なめ

軽トラック1台/作業員1〜2名
で収まるケース。


✅ パターン②:一般的な一人暮らし(80,000〜120,000円)

  • ソファ

  • ベッド

  • 冷蔵庫

  • 洗濯機

  • テレビ

  • 衣類・小物大量

軽トラ1台+1.5tトラック1台/作業員2〜4名

標準的な1Kで、この価格帯が最も多い。


✅ パターン③:ゴミ屋敷気味の1K(150,000〜250,000円)

  • ゴミ袋100〜300袋

  • 生ゴミあり

  • 床が見えない

  • 害虫発生

2tトラック×2台以上/作業員4〜6名/清掃込み

ここまでくるとかなり高額になります。


✅【4】追加料金が発生するケースと対処法

追加料金は、多くのトラブルの原因です。

以下に該当すると追加料金が発生しやすい。


✅ 追加料金が出るケース

  • 当日、見積もり時より荷物が増えていた

  • 駐車できず遠距離搬出

  • 特殊清掃が必要なレベルだった

しかし、これらは “事前に説明がない” ことが問題なので、


✅ 対処法:見積もり時に必ず聞くこと

「この金額から増える可能性はありますか?」

「追加料金が発生する場合は、どの条件ですか?」

「当日の追加料金はありませんか?」

この3つを確認すれば、料金トラブルは防げます。


✅【5】安い業者の“落とし穴”にも注意

ネットで「最安値」「激安」「積み放題」と書かれている業者は、
以下のリスクがあります。


❌ リスク①:実は高額請求

現地で「荷物が多いので追加です」と言ってくる。


❌ リスク②:不法投棄

最安価格を実現するために、不法に捨てる業者が存在します。

→ 発覚すると 依頼者も罰金対象 になることがあります。


❌ リスク③:見積もりが適当

プロの分別・買取がないため、料金も高くなりやすい。


✅【6】優良業者を見極めるチェックリスト

✅ 料金表が明確
✅ 見積もりが丁寧
✅ 追加料金ゼロを宣言
✅ 買取に対応
✅ 地域密着で実績豊富
✅ 契約書を発行
✅ スタッフの説明が丁寧

これらに当てはまる業者なら安心できます。


✅■ まとめ:料金構造を理解すれば、失敗は防げる

「1K 33,000円〜」という表記は
✅ “最低料金”であり
✅ 荷物量・階数・作業条件で大きく変わります。

しかし、正しい知識があれば、
料金トラブルは確実に避けられます。


✅【今日のまとめ】

✅ 「〜」は最低金額

✅ 料金は荷物量で大きく変動

✅ 階数・車両・作業員数も影響

✅ ゴミ屋敷は高額になりやすい

✅ 追加料金ゼロか確認が必須

✅ 優良業者は説明が丁寧で買取にも対応